郷土料理きょうどりょうりを知っているかな?

気仙沼市観光キャラクター「海の子 ホヤぼーや」
「あざら」を知っているかな? 「もうかのほし」はどうかな? 
気仙沼けせんぬまほこれる食材しょくざい料理りょうり調しらべてみよう!

くわしく調しらべてみよう!

料理人のイラスト気仙沼けせんぬま郷土料理きょうどりょうり調しらべてみよう。
「あざら」は食べ もの粗末そまつにしない考えから出来た料理りょうりです。
また、「もうかのほし」は何かわかるかな? 
大漁たいりょういわう「えびすこう」(旧暦きゅうれき では10月20日、新暦しんれき では12月4日)の
ときには「どんこ」を食べます。

気仙沼けせんぬま郷土料理きょうどりょうり

あざら

あざらの写真よくんだ白菜はくさいとメヌケ(赤魚など)、さけかすを煮込にこんだ気仙沼けせんぬま代表だいひょうする郷土料理きょうどりょうりです。白菜漬はくさいづけがっぱくなる3~5月がしゅんとなり、その独特どくとくあじわいは、一度いちど食べるとみつきになると言われています。

どんこじる

どんこ汁の写真当地方の冬の味覚みかくで、汁物しるもの代表格だいひょうかくとされるどんこじる
ドンコ(エゾイソアイナメ)のえらをのぞき、頭ごと内臓ないぞうらずにぶつ切りにし、大根だいこん人参にんじん、ごぼうなどを入れ、味噌みそ味付あじつけします。


サンマの刺身さしみ・ぬた・すりじる

サンマの刺身・ぬた・すり身汁の写真「ぬた」とは、魚肉に酢味噌すみそえた食べものをいいますが気仙沼けせんぬまでは新鮮しんせんな生のサンマをたたきにし、酢味噌すみそではなく味噌みそえます。また、サンマのをすり、適当てきとうな大きさに丸めてつまみり、しるに入れたものをすりじるといい、気仙沼けせんぬまでは家庭かてい料理りょうりとしてよく食べられています。

カツオのあらじる

カツオのあら汁の写真「あら」とは魚のほねのこと。生鮮せいせんカツオ水揚みずあげ日本一の気仙沼けせんぬまでは、カツオを三まいにおろすさいにでる「あら」を味噌汁みそしるの中に入れて食べます。魚をあますことなく食べる当地域ちいき食文化しょくぶんか代表格だいひょうかくが「あらじる」です。

もうかのほし

もうかのほしの写真ネズミザメ(モウカザメ)の心臓しんぞう刺身さしみで食べる当地方ちほう独自どくじ料理りょうり鉄分てつぶん豊富ほうふ生臭なまぐささはまったくありません。酢味噌すみそで食べるのが一般的いっぱんてきで、サメの水揚みずあげ日本一をほこ気仙沼けせんぬまならではのあじです。


マンボウの刺身さしみ・こわだ

マンボウの刺身・こわだの写真白身しろみ淡白たんぱくあじわいのマンボウの刺身さしみは、酢味噌すみそで食べます。また、シコシコとしたざわりの「こわだ」はマンボウのちょうのことで、がいて食べます。三陸さんりくの夏場の珍味ちんみとして親しまれています。

ホヤのもの

ホヤの酢の物の写真三陸さんりくいそめぐみとして、夏のウニ、冬のアワビとならび本地域ちいき代表だいひょうする「ホヤ」は別名べつめい「海のパイナップル」とばれ、独特どくとく甘味かんみ特徴とくちょうです。ワカメやキュウリと一緒いっしょものにして食べるのが一般的いっぱんてきです。

メカブのとろろ

メカブのとろろの写真ワカメの部分ぶぶんである「メカブ」はミネラル豊富ほうふ健康食品けんこうしょくひんとしても人気があります。メカブを千切りやみじん切りにしてがき、みりんや醤油しょうゆ味付あじつけした「とろろ」は、冬の食卓しょくたく風物詩ふうぶつしとなっています。

出典しゅってん気仙沼けせんぬま市役所しやくしょ