漁船（ぎょせん）の見学前に学んでおこう！

くわしく調（しら）べてみよう！

マグロ遠洋（えんよう）延縄（はえなわ）船

遠洋（えんよう）マグロ船は、昔（むかし）、気仙沼（けせんぬま）に100隻（せき）ほどあり世界一（せかいいち）の港（みなと）でした。今も気仙沼（けせんぬま）には30隻（せき）あります。全国（ぜんこく）で200隻（せき）、世界中（せかいじゅう）で1000隻（せき）です。世界（せかい）の船も昔（むかし）は日本の船でした。

延縄（はえなわ）の構造（こうぞう）

遠洋（えんよう）マグロ船で使（つか）っている『幹縄（みきなわ）』の長さは約（やく）150キロメートル。
校庭（こうてい）のトラックが1周（しゅう）200mだったら、750周（しゅう）にもなります！

お仕事（しごと）のながれ

さまざまな機械（きかい）を使（つか）って『幹縄（みきなわ）』や『枝縄（えだなわ）』を巻（ま）き上げ、限（かぎ）られた乗組員（のりくみいん） スペースで効率（こうりつ）良（よ）く作業（さぎょう）ができるよう、さまざまな工夫（くふう）がされています。

投縄（なげなわ）作業（さぎょう）に約（やく）5時間、揚縄（あげなわ）作業（さぎょう）に約（やく）13時間もの時間をかけて操業（そうぎょう）を行っています。

釣（つ）り上げられたお魚は1本1本丁寧（ていねい）にエラや内蔵（ないぞう）を取（と）り除（のぞ）き、マイナス60℃に冷（ひ）えている凍結庫（とうけつこ）に入れて約（やく）2昼夜かけて魚体の深部（しんぶ）（中心）まで冷（ひ）やし込（こ）みをしています。
これにより新鮮（しんせん）なままの状態（じょうたい）でお魚を保（たも）つことができます。
遠洋（えんよう）マグロ延縄（はえなわ）漁船（ぎょせん）の乗組員（のりくみいん）は、厳（きび）しい労働環境（ろうどうかんきょう）の中でも、釣（つ）り上げたお魚を大切に扱（あつか）っています。

出典（しゅってん）：まるかじり気仙沼（けせんぬま）ガイドブック P48、P49